池田花店

前回の「商店会のiPad」はそのうち後日談をお届けしましょう。      さて、

いい年をしていまだに夜更かし・朝寝坊で一番の苦手が、市場へ行くため

に朝早く起きること（あ～情けない！！)。

そんな前期高齢者にとって一番体力的にきつく、体中に疲労感が広がり始

めるのが母の日から１週間後位。

ちょうどその火曜日、５月１８日(火)の夜に、ここ数年経験の無い睡魔に襲

われた。午後９時（ハヤー)、そのままダウン。

日が明けて１９日(水)午前４時頃、トイレに行きたくなり、目覚めた、寝ぼけ

ながら・・・。

階段に立つと、１回外にある井戸ポンプのモーター音がいつもより大きく聞

こえていた。

当店のキーパー･ストッカーはいまだに３台全て水冷を使用、これがよく冷

える。

地下のストッカーは難なく４℃をキープ出来る。

そんなコンプレッサ３台を垂れ流しの井戸水で冷却。井戸だから出来るこ

とで３代前から店内で使用する水は全て井戸水、

１９８７年に店を新しくしたときにも井戸を残し、そのまま使用している。

夏場ならそんな時間でもモーターは動いているし。

その井戸ポンプがいくらか肌寒い５月の午前４時に動いていたわけで・・・。

ボーっと、まだ寝ぼけたままの頭で、「コンプレッサの停止時には電磁弁で

井戸も止まるはず。一度水道屋に見てもらおう。」、と考えながら用を足し

終わり、又々御就寝。

午前７時３０分頃、カミさんが、ゴミ捨てのために台所のある二階から一階

へ降りてくる。

照明の消えている店が、その割りに明るい、いつもは陽ざしの無い方向か

ら陽が入っていると思ったという。

あと２段ほどで一階のところで、立ち止まり、右を向くと、物置代わり使用し

ているスペースへ続く厚さ４cm位の鉄の扉が開いている・・。

左を向くと、作業スペースと階段そばの仕切りにしているカーテンが３分の

一ほど開いている・・・・。その先の仕切りが開いている・・・・。

その先の中仕切りのガラス戸が完全に開いている・・・・・・・。

その先の、一番外側の折りたたみ式の店頭のガラス戸が３０cm位開いて

いる・・・・・・。

つまり、前から後ろまで全て開いている・・・・・・・。

「パパ～～～～！！！」。怒鳴り声で起こされた。            （ 続く ）