池田花店

どうも花屋のくせに、興味があるのは花屋以外のことばかり、家族からは職業を間違えたとよく言われます。

さて、今回の話はレコードプレーヤーのお話です。

最近のレコードプレーヤーの中にはＵＳＢ接続でＰＣと接続し、再生したものをデジタルサウンドとして保存するためのものがあります。

価格は２万円程度ですから、昔のカートリッジ１個分程度のものです。

手持ちのレコードをＣＤに焼いて聞きたいと思って購入したのですが、当然のことですが、デジタルデータ化するには再生時間まるまるかかるわけです。

さて、最近こんなことを知りました。レコードをレコードプレーヤーではなくレーザーで再生するプレーヤーがあることを。知っていました？

「レーザーターンテーブル」といい、レコードプレーヤーの針に変わってレーザー光線を溝に照射して再生するので、レコードに傷もつかない、それどころか、ひびがいっているものも再生可能だそうです。

技術開発はアメリカで、当時、米国ＧＥの副社長をしていた千葉三樹氏という方が、米国と日本国内のほとんどの会社に技術を紹介したものの、既にＣＤが主流になっていたため、どこにも製品化されず、リストラ問題でＧＥを辞した千葉氏自身が、さいたま市南区に会社を設立し製品化して販売をしています。

９０年代の初めに製品化されたものの、当時の販売価格は３００万円、その後の製造技術の習熟で、現在は１００万円強まで下がったとのことですが、１００万円強ですからちょっと価格が高すぎて手が出せません。

その再生された音については、「ＣＤの音はいかにも骨格がひ弱く、剛性感が不足することを否めない。」と、オーディオビジュアル評論家をうならせ、「この間の技術革新はなんだったのか？」と、言わしめました。

特徴は

☆レーザー光線で音を読み取るため、レコードを傷めることはない。

☆針につきものの擦り音は原理的にも発生しない。

☆演奏中の衝撃による音飛びやハウリングはほとんど生じない。

☆原音に限りなく近い。

☆一切デジタル変換せず、レコードの良さそのままを忠実に再現する。

☆割れ、傷、反りなどのレコードも再生可能。

私自身、まだ聞いたことがありませんが、前述の評論化曰く、「その奥深さに感動したぬぬ」そうです。

この会社のホームページでは、針再生とレーザー再生の違いを録音したデモCDを送ってくれるとのことです。

ぜひ一度聞いてみたいものです。